職場や家庭、SNSなどで、その場の感情に任せて相手に怒りをぶつけてしまい、後悔したことはありませんか。発端はささいなことだったのに、ぶつけてしまった怒りが人間関係を傷つけ、その後、取り返しのつかない大事に発展することも少なくありません。
◉抑えられない怒りに悩む人たち◉
誰にでも怒りの感情はあります。
時と場合によりますが、大なり小なり誰にでもあると思います。
他人を大声で怒鳴り散らして平気な顔をしている人もいれば、ほんのちょっと言葉を荒らげてしまっただけで「あんなこと言わなきゃよかった」と後悔する人もいます。きっと、過去に自分が怒ったときのさまざまな失敗を思い出して、「これからはできるだけ怒らないようにしよう」と考えている人も多いのではないでしょうか。
しかし、そう思ってはいても、怒りを抑えられないことがあるものです。
そんなとき、「いったいどうすれば、自分の感情を抑えて怒らずに済ますことができるんだろう」という思いをつのらせている人も多いと思います。
◉「怒り」は生きる上で欠かせない感情なんです!◉
ひと言で言えば、怒りの感情は「警報ブザー」のようなものです。
それは、動物が生存競争の中で生き残っていくための「危機管理システム」として搭載された警報ブザー。この警報ブザーが搭載されているのはヒトだけではありません。感情がある動物、たとえば、イヌやネコなども腹を立てると、唸り声を上げたり歯をむき出したり体毛を逆立てたりします。そうした行動も、危機管理システムを働かせて怒りという警報ブザーを鳴らしているわけです。
ブザーが鳴らされると、心身はその状況を回避しようとしてスクランブル態勢をとるようになります。つまり、自律神経が「戦闘モード」に切り替えられるのです。
すると、心拍数や血流が上がり、アドレナリンやノルアドレナリンなどの精神を攻撃的にシフトするホルモンがさかんに分泌されて、目の前のピンチを乗り越えるための臨戦態勢が敷かれます。言わば、自分の戦闘レベルを引き上げようと、心と体にどんどん薪をくべて、さかんに焚きつけるわけですね。
そして、怒りの感情は、こういった危機が迫った際に自分の身を守り、確実に生き残っていくために、ごく自然に湧き上がってくるものと考えられています。
危険が目の前に迫ったストレス状況下において、とられる行動は基本的に二者択一で、それは、「闘争」か「逃走」かのどちらかです。
オスネコ同士のケンカなどを見ていても、最初のうちはお互いに怒りをむき出しにして威嚇し合っています。そのうちに火ぶたが切られ激しい闘いが始まることもありますが、一方が一目散に逃げ去っていくこともあります。動物たちのそうした行動は「闘争か逃走か」の典型であり、怒りという感情のもともとの姿がよく表れているのではないでしょうか。
もし怒りという警報ブザーがちゃんと働かなかったらどうなるか? 野生動物ならあっという間に他の獣の餌食になってしまうし、人間だって闘いも逃げもせずまったく怒らずにいたら、より強い人間の“餌食”になってしまうかもしれません。怒らない人は、強い立場の人間の言いなりになりやすいのですが、組織や社会の中でそういう人から嫌な目に遭わされたり、いいようにこき使われたりしたらたまりませんよね。
ですから、人間にとっても、怒りは生きていくうえで欠かせない感情なのです。この世の中でより確実に生き残っていくために、もともとわたしたちに組み込まれている生存本能だと言ってもいいでしょう。
そして、このような本来的な部分に立ち返れば、「怒りの感情を顔や言葉で表すことを別にそんなにマイナスに捉えなくてもいい」ということがおわかりいただけるのではないでしょうか。
だから、無理に抑えたり避けたりすることはありません。
むしろわたしたちは、「自分が生き残っていくために必要なことなんだから、怒るべきときは胸を張ってちゃんと怒ろう」というくらいに考えていくほうがいいのではないでしょうか。
生活している中で周りのことを気にするのは大事な事ですが、まずは自分を大事にしましょう!
じつは、怒りを無理に抑え込んでしまうと、体に悪影響があると言われてます。
怒りの感情が湧くことによって、具体的に体にどんな変化が起こるかというと、次のようなことが挙げられます。
・血圧が上がる。
・心拍数が上がる。
・手のひらにじっとりとした脂汗をかく。
・聴覚が高まり、物音がよく聞こえるようになる。
・視覚が高まり、遠くまで見えるようになる。
つまり、血管、脳、心臓などに急激な影響を与えることになるわけです。
怒りを吐き出すなどして解消することができれば、まもなくこの変化は平常に戻るでしょうが、怒りをまったく解消できないまま無理に抑え込んでしまえば、血管、脳、心臓に負担のかかる状態を長引かせることになります。
そして、こういう体に負担のかかる状態を頻繁に繰り返していると、寿命を短くするリスクがあるというわけです。
また、怒りによってストレスが高まると、免疫機能が弱まります。それにより感染症にかかりやすくなったり、悪性腫瘍ができやすくなったりして、いつ病気になってもおかしくない状態に常に置かれるようになってしまいます。
短気で怒りっぽい人は、その都度適切に発散しておかないと、まさにこの体によくない状態を繰り返すことになるため、要注意です。
もし、怒りを抑え込もうとしたときに、手のひらがじっとりと汗ばんできたら、それは怒りを我慢することなく吐き出したほうがいい、というサインだと考えてもいいかもしれません。
このように、怒りを我慢すると体を害することは明白なので、怒りを何らかのかたちで吐き出すことをおすすめします。
なんでもいいんです!
お酒が好きな人はお酒を飲んでリラックスする。
趣味の釣りやキャンプ、スポーツなどでリラックスするなど人それぞれです。
私は少しでもイライラすることがあると家でお笑いを観ながらお酒を飲むことで感情をリラックスさせるようにしてます。
自分の寿命を縮めてまで、怒りを我慢する必要はありません。
この怒りの適切な発散法は、その人の「怒りのタイプ」によって異なります。
まずはちょっとずつでいいので、自分に合った発散法やリラックス方法を探してみるのもいいんじゃないでしょうか。
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